February 2, 2018

ラ・フォル・ジュルネ2018、ナントその1

ナント ブルターニュ公爵城
●ふー。というわけで、フランスのナントに到着。街のシンボルともいうべきブルターニュ公爵城。空がやたらと真っ青だが、補正をしたわけではなく、そのままの青。ずっと天気が悪くて雨が降っていたのだが、急に晴れてきて空が真っ青になった。
ラ・フォル・ジュルネのポスター
●ナントに来るのはこれで4回目。街のあちこちにこんな風にポスターが掲げられている。このビジュアルは東京でも共通のデザインを使うのだろう。今年のテーマは「新たな世界へ」。これは以前からルネ・マルタンが「エグザイル(亡命)」にすると言っていたテーマを、ポジティブな言い方に変えたもの。なんらかの理由で祖国を離れて新天地に渡った作曲家たちが主役となる。
ツヴァイク
●メインとなる会場のシテ・デ・コングレ。東京で開催するときもいつもそうだが、ナントでもホールごとに毎年違った名前を付けている。上の写真だと左がシュテファン・ツヴァイク、下がトーマス・マン。どうやらエグザイルな文学者たちの名前が付いている模様。ナントだとこの趣向は機能しているようなのだが、東京ではぜんぜん受け入れられていなくて、凝った名前が付いていてもみんな「ホールA」とか「ホールC」と呼んでしまう。だって、同じ場所の名前が毎年変化しても覚えられないもの。

●ルネ・マルタンが日本からのツアー参加者を迎えてくれて、各ホールの案内をしてくれた。ナントの会場のなかでは唯一のコンサートホールといえるシュテファン・ツヴァイクには、普段は入ることのできないバックステージ側から潜入。ドミトリー・リス指揮ウラル・フィルがリハーサル中だった。今やすっかり音楽祭に欠かせないオーケストラになっているウラル・フィル。開演直前だが熱のこもったリハーサル。

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