May 8, 2018

ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018を振り返る その2

●LFJ2018、音楽面については昨日振り返ったので、続いてイベント全体について。今年の開催結果が報告されているので、昨年と比較してみよう。

[2018年 モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ]
来場者総数(のべ人数)432,000人
チケット販売数 119,177枚(有料チケット総数 182,007枚)
販売率 65.5%

[2017年 ラ・ダンス 舞曲の祭典]
来場者総数(のべ人数)422,000人
チケット販売数 115,778枚(有料チケット総数 141,574枚)
販売率 81.8%

今回は丸の内エリアと池袋エリアでの分散開催となったので、その影響がどういうふうに出ているのかなと思ったのだが、来場者総数とチケット販売数は昨年を上回り、販売率は下がった。チケット販売数は昨年から約3%ほどの増。分散開催になり公演数が増え、分母の有料チケット総数が大きく増えているため、販売率はぐっと下がっている。「人は増えたけど人口密度は薄まった」というのは肌で感じたところと一致しているかな。
ロッシーニバーガー
●丸の内エリアでは、地上広場で初登場の「俺のフレンチ」がフォワグラとトリュフソースのロッシーニバーガーを販売。1個1000円也。これが大人気でいつ店の前を通りかかっても行列ができているか、売り切れ。早期にオペラ作曲家から引退して食通として名を馳せたロッシーニは、料理の世界にもロッシーニ風ステーキといった名を残しているわけだが、そんな逸話にちなんでのしゃれっ気のあるメニュー。これまで屋台村は音楽祭とは別個に勝手に繁盛しているみたいな感じだったが、やっぱり音楽祭と連動したメニューがあると盛り上がる。もっとも、行列に並ぶのが苦手な自分は結局ロッシーニバーガーをあきらめて、ケバブを食べていたというチキン。
●今回、東京国際フォーラムにOTTAVAのブースがなかったじゃないすか。あそこにOTTAVAのブースがないと、すごくひっそりした感じになる。あのブースから音楽祭が得ていた「お祭り感」は大きかったんだなと気づく。

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