June 18, 2018

ピエタリ・インキネン、日本フィル首席指揮者の契約を延長

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●15日、アークヒルズクラブで日本フィルのピエタリ・インキネン記者会見へ。インキネンは現在の首席指揮者の契約を2020/21シーズンまで2年間延長する。今後の大きな話題としては、2019年4月にこのコンビでヨーロッパ公演を行なう。日本フィルにとっては13年ぶりのヨーロッパ公演で、日本・フィンランド外交関係樹立100周年ということもありマエストロの母国フィンランドをはじめ、ドイツ、オーストリア、イギリスの諸都市を巡る。フィンランドではヘルシンキのほか、インキネンの故郷であるコウヴォラという小さな都市も訪れるのだとか。インキネン「ツアーはどんなオーケストラにとっても大きなチャンス。楽団と私の絆を深めるという点でも大きな意味がある。指揮者にはこういう考え方をしない人もいるが、私は個々の楽員と結びつきを強めることはとても大切なことだと思っている」
●ツアーのプログラムは、シベリウスの交響曲第2番とチャイコフスキーの交響曲第4番のいずれかをメイン・プログラムに置き、武満徹の「弦楽のためのレクイエム」、ラウタヴァーラの「イン・ザ・ビギニング」他。日本のオーケストラがフィンランドでシベリウスを演奏するというのがおもしろい。ツアーのプログラムは帰国後に東京と横浜でも披露される。
●2019/20シーズンからは新シリーズとしてベートーヴェン&ドヴォルザークを中心としたプログラムがスタート。ベートーヴェンの交響曲というストレートなプログラムをこのコンビで演奏するとどうなるのか、興味津々。

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