July 23, 2018

ロレンツォ・ヴィオッティ&東京フィルのラヴェル&ドビュッシー

●18日は東京オペラシティでロレンツォ・ヴィオッティ指揮東京フィル。先日の新国立劇場「トスカ」での快演で一気にこのコンビへの期待度が上昇。で、この日はフランス音楽プロで、前半にラヴェルの「道化師の朝の歌」とピアノ協奏曲(小山実稚恵独奏)、後半にドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」と「海」。ヴィオッティ、指揮台に立っている姿は本当に今風の若者って感じなんだけど、指揮ぶりは確信を持った堂々たるもの。明快で見通しのよいサウンドを満喫。「道化師の朝の歌」、冒頭のピツィカートから強弱をはっきり付けて、リズミカルで躍動感に富んだラヴェルに。ピアノ協奏曲ではソリストの緻密な音色のコントロールが印象的。後半の「牧神」は繊細さよりも官能性が前面に押し出されていた。最後は明るく輝く「海」。ほかのレパートリーでも聴いてみたくなる。
●ワールドカップが終わって、Jリーグが再開。マリノスは相変わらず過激戦術を展開しているようで、まず仙台相手に8対2というクレイジーなスコアで大勝し、続いて東京相手に2対5で大敗するという無秩序状態が続いている。このチームはどこへ向かっているのか。順位は13位に沈んでいる。ずぶぶぶぶ……。

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