●先日、ベルリン・フィル・レコーディングスの記者会見の模様をレポートしたが、東京でベルリン・フィルの演奏会が開かれるわけではないんである。ベルリン・フィルのアジア・ツアー2018は本日、タイで開幕し、23日の北京公演まで続くのだが、今回は日本公演がない。でもアジアまで来るんだったら、東京でリサイタルを開いている内田光子と合流して、レコーディングスのほうの会見だけでも開いておこう、という流れだったのだろうか。ツアーの指揮者はドゥダメル。Twitterのハッシュタグ #BerlinPhilAsia18 で検索すると、今回のツアーの様子が伝わってくる。指をくわえて眺めたい。
●このベルリン・フィル・アジア・ツアー2018最終日の北京公演(23日)のみ、ラン・ランがソリストに招かれて、モーツァルトのピアノ協奏曲第24番ハ短調を弾く。日本にはまもなくウィーン・フィルがやってきて、やはりラン・ランがソリストで同じ曲を弾く。ラン・ラン側から見ると、11月のウィーン・フィルのアジア・ツアーのソリストを務めながら、その合間にベルリン・フィルのツアーにも出演して同じ曲を弾くということになっている模様。スーパースターだ。
November 9, 2018