November 19, 2018

ニッポンvsベネズエラ代表@親善試合

ベネズエラ●この週末のサッカー界は代表ウィーク。ヨーロッパでUEFAネーションズリーグなる代表戦が創設されたおかげで、例によって森保ジャパンは欧州以外の対戦相手を探すしかなく、ベネズエラ代表と対戦。もっとも近年のベネズエラは強い。ベネズエラといえば、以前U-20ワールドカップ決勝トーナメントでニッポンが敗れた相手。その時の監督がドゥダメルだったが、今回のフル代表でもやはりドゥダメル監督なのであった。いまにも「マンボ!」と叫び出しそうな生きのいいサッカーを展開する(←投げやり)。
●で、年明けのアジア・カップに向けて新戦力と旧戦力の融合を進める森保監督だが、だいたい使いたい選手が見えてきた。おそらく今回のベネズエラ戦がほぼAチーム、次のキルギス戦がほぼBチーム的な布陣を組むのだろう、前回招集時のウルグアイ戦とパナマ戦でもそうしたように。GK:シュミット・ダニエル、DF:酒井宏樹、冨安、吉田、佐々木翔-MF:遠藤航、柴崎-堂安(→伊東)、南野(→杉本健勇)、中島(→原口)-FW:大迫(→北川)。フォーメーションは今回も4-2-3-1、攻撃陣はトップに大迫、2列目に堂安、南野、中島という形が森保ジャパンの基本形のよう。前にも書いたけど、2列目の選手が小さい。その分、キーパーとセンターバックは大型化していて、シュミット・ダニエルが197cm、 冨安が188cm、吉田が189cm。まあ、これでも世界基準では大きくはないんだけど。不在の長友の代役は佐々木翔。オフト・ジャパンの頃からニッポンの左サイドバックは層が薄いと言われ続けている気がする。控えにマリノスから山中亮輔が初選出されているのだが、彼の攻撃力は代表でも通用するはず。問題は守備。
●ベネズエラは前線からの守備の意識が強く、前半はニッポンがディフェンスラインからどこにボールを預けるかに苦労していた。普通なら下がって顔を出すのは柴崎の役目かなと思うのだが、もうひとつ受けに来てくれない感。戦術的な理由なのかどうなのか。お互いにチャンスの多い展開になったが、前半39分、フリーキックで中島のクロスからファーサイドに飛び込んだ酒井が足で合わせて先制ゴール。酒井はこれが代表初ゴールなんだとか。後半、ニッポンの中盤のパス回しは機能していたと思うが、追加点には至らず、逆に酒井のファウルからPKを与えて後半36分に失点。酒井は得点も失点も決めるワンマンショー。1対1。ニッポンは後半途中から攻撃陣を一通り入れ替えたが、先発組と控え組に落差を感じる。北川航也はシュート・チャンスを生かしきれず。引分けは妥当な結果。
●キーパーのシュミット・ダニエルは代表デビュー。仙台の選手だが、以前マリノス戦で見たときにセービングの不安定さを感じてどうかと思っていたが、なるほど、この選手は足元の技術がしっかりしている模様。キーパーがビルドアップに参加できるのは心強いが、さてなにを優先するか。アジア・カップで安定感のあるプレイをできればブレイクするかも。
●試合会場は大分スポーツ公園総合競技場。両チームとも大渋滞に巻き込まれて、ウォーミングアップもろくにできないギリギリの到着になるというアクシデント。観客のほうはもっと大変で、チケットは完売だったが、5000人以上が間に合わなかったとか。もともと立地的に渋滞の警戒されるスタジアムだったそうだが、雨や帰宅ラッシュ、事故などが重なって、すさまじい大渋滞が起きたという。こういうトラブルは事前の準備で防げるとも思えないんだけど、どういう対策が正解なんすかね。ググってみた感じでは、電車を使うと最寄駅から徒歩1時間12分。少々遠い。

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