●小さなニュースだが、音楽ファンにとって気になったのが「Windows 7向けMedia Playerのメタデータサービスが終了」という記事。Windows 7で音楽CDをドライブに入れても、該当ディスクのトラック情報やジャケット写真を取得できなくなってしまった。Windows 7、もう使っちゃいないけど、かといって大昔のOSという感じでもない。このニュースで感じることはふたつ。
●まず、いくら旧バージョンのOSに満足していても、エコシステムが終焉を迎えると使い続けることは難しくなる。ガラケーなんかもそうだった。どんどん各種サービスが撤退してしまう。かつて賑わっていた街から次第にお店がなくなっていく感じ。
●もうひとつは、そもそもメタデータ供給サービスがいつまで続くのかという漠然とした疑問。今後、CDをリッピングする人はどんどん減っていくだろうから(というか、もうかなり減ってる?)、このサービスを維持し続ける理由がどこかでなくなるんじゃないだろうか。もしメタデータが供給されなくなったら、リッピングなんてとてもじゃないがやってられないわけで、それって定期連絡船が途絶えた離島みたいな心細さがあるなと思った。
February 7, 2019