●検索でたまたま見つけて震撼したのが「マーマレード・リサーチ」。しばらく更新が止まっているブログだが、約70種類ものマーマレードを食べ比べて、それぞれに「苦味」「酸味」「甘さ」を評価して、ランク付けをしている。なんというマーマレードへの情熱。これだ、ワタシが読みたかったのは! まるで名曲名盤ガイドのような網羅性と評点主義への熱狂。その根底にあるのは「苦みがなければマーマレードではない」という一般的な国産市販品への批評性である。同時に「甘さとの協調も必要」とするバランス感覚にも好感が持てる。
●で、このランキング上位のものを試してみようと思ったわけだが、トップ15位以内でその辺のフツーのスーパーで見かけるような商品は、ST.DALFOURしかない。かといって日常使いのマーマレードのためにデパ地下を探すのもリアリズムを欠く。そこで、成城石井(←コンサートホールの近くによくあるイメージ)やカルディに置いてあるもの、あるいはamazon等で容易に購入できるものを試そうということで、この数か月ほどをかけて、TIPTREE、MACKAYS、HEROビターオレンジを使ってみた。
●現状、TIPTREEが自分内1位だ。しかし最初に口にしたときは「こんなマーマレードがあったのか!」と感動するんだけど、日々使っているとあっという間になにも感じなくなる。このあたりで紙パックの国産マーマレードにいったん回帰して、ランキング上位商品と交互に消費するのが最適解なのかも。
February 19, 2019