●新元号が決まる直前に、ユニコードの U+32FF に合字の新元号が入るという話を書いた。合字というのは㍾、㍽、㍼、㍻という変則的な文字のこと。で、ついに昨日、わが家のWindows 10で、その合字が見えるようになったのだ! さあ、これが新元号だ。㍾ → ㍽ → ㍼ → ㍻ → ㋿ (来ました!)
●え、見えない? 豆腐になってる? そう、たしかにまだ見えない環境の人も多いだろう。実は昨日、手動でWindows Updateをかけたところ、「㋿」(令和)が正しく表示されるようになったのだ。一刻も早く合字で改元を体感したいというWindows者は、スタートメニューの設定→更新とセキュリティ→Windows Update「更新プログラムのチェック」を選択するが吉。なお、ウチのAndroid環境ではいまだ「㋿」は豆腐のままである。Androidにもいつか令和がやってきますように。
●しかし改元するたびにユニコードにこんなややこしい文字が一文字ずつ増えていくのかと思うと、なかなか難儀な話である。たまたま「令和」だからなんとかなったが、たとえば「慶長」だったら一文字に収めるのが大変。もし新元号が4文字の「タピオカ」に決まっていたらずいぶん困ったことになった……いや、そうでもないか。意外とカタカナは収まる。たとえば「㌠」みたいに。新元号が「サンチーム」になったら、「㌠」が最初からあるのでこれを使えばいい。
●いったいなぜ「㌠」なんていう合字が用意されているのか、訝しく思う方もいるかもしれないが、この「㌠」はなかなか便利で、たとえばこんなふうに使えばよい。
ブタ㌠ vs ゾウ㌠
●ほら、こんなに便利。ウソ。