●さて、ニッポンはグループリーグで敗退してしまったコパ・アメリカ2019ブラジル大会だが、その後、大会は進んで、あとは3位決定戦と決勝を残すばかりとなった(この大会にはまだ3位決定戦がある)。決勝はブラジル対ペルー。
●地元ブラジルは準決勝でアルゼンチンと対戦。DAZNでちらちらと見たが、スタジアムの興奮がすごくて、同じ大会にニッポン代表が参加していたことが信じられないほど。ブラジルの国歌斉唱では、例によって短縮版の録音を無視して、スタジアム全体でフルバージョンの国歌を歌い続けていた。試合は2対0でブラジルが完勝。メッシはポストを叩く惜しいシュートもあったが、代表チームではどうしても栄冠が遠い感じ。
●ブラジルといえども決勝に進出するのは4大会、12年ぶり。ワールドカップの感覚だと、南米なんてブラジルとアルゼンチンの二強に決まっているくらいに思ってしまうが、実際にはコパ・アメリカでチリが2連覇中なんである。で、3連覇を目指すチリは準決勝でペルーと対戦。チリは65%以上のボール支配率を記録するが、スコアでは0対3の大敗。チリは2失点目が痛かった。ゴールキーパーが左サイドつり出されてしまうがボールに触れずにクロスを入れられ、ペルーのヨトゥンが無人のゴールに蹴り込んだ。一方、ペルーはキーパーのガジェセがスーパーセーブあり、PKストップありの活躍。ペルーはハードワークが売り物のようだが、相手より休養日が一日少ないにもかかわらず、決勝へ進出。
●ちなみにこの大会、ニッポンとともにカタールも招待参加したのだが、1分2敗でグループリーグで敗退している。アジア・カップの決勝ではあんなに強かったのに……。
July 5, 2019