September 30, 2019

読響 鈴木優人 指揮者/クリエイティブ・パートナー就任記者会見

読響 鈴木優人 記者会見●27日は東京芸術劇場のリハーサルルームで読響の記者会見。鈴木優人さんが2020年4月より「指揮者/クリエイティブ・パートナー」に就任する。最初の任期は3年間。バッハ・コレギウム・ジャパンの首席指揮者を務めつつ、各地のオーケストラに客演し、また鍵盤楽器奏者、調布国際音楽祭のエグゼクティブ・プロデューサーとしても活躍する鈴木優人さんだが、これからは読響との関係も深まることに。「指揮者/クリエイティブ・パートナー」というユニークな名称のポストだが、読響としては優人さんの「若い聴衆層にクラシック音楽の魅力を伝えることのできる卓越した発想力、企画力、発信力」を高く評価しているとのこと。指揮者として演奏はもちろん、青少年向け教育プログラムや、よみうり大手町ホールでの「読響アンサンブル・シリーズ」でのプロデューサー、鍵盤楽器奏者、作曲・編曲家としての活動にも期待しているという。
●で、具体的な活動だが、2020年5月の定期演奏会ではシューベルトの交響曲第4番「悲劇的」とベリオ「レンダリング」他、同9月の「土曜・日曜マチネー」ではベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(ロザンネ・フィリッペンス)と交響曲第6番「田園」、同11月30日の「読響アンサンブル・シリーズ」ではヴィヴァルディの「四季」とジョン・ケージ作品を組み合わせたプログラムを予定している。
●すでになんども共演を重ねている読響について、優人さんは「新しいアイディアに対して開かれたマインドを持ち、新鮮な気持ちで譜面に向き合っているオーケストラ」「メンバーには温かく迎えてもらえた。これまで積み重ねてきた関係が、このような形で実を結ぶことになり嬉しい」と語っている。期待するしか。

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