November 15, 2019

キルギス代表vsニッポン@ワールドカップ2022カタール大会 アジア2次予選

キルギス●ワールドカップのアジア2次予選、こんどはアウェイのキルギス戦。前回のアウェイのタジキスタン戦では人工芝に苦しめられたが、今回のキルギス戦はあちこちで芝がはげたボロボロのピッチ。見るからにボールが転がらない。試合前から普段のボール回しができないことはわかっていたが、実際に試合が始まると案の定、苦戦。中島をベンチに置き、両サイドは久々先発の原口と伊東。中盤に遠藤航が入った。GK:権田-DF:酒井宏樹、吉田、植田、長友-MF:遠藤航(→山口蛍)、柴崎-伊東(→中島)、南野、原口-FW:永井謙佑(→鈴木武蔵)。
●キルギスは知らない選手ばかりだけど、ぱっと見るとスラヴ系の選手とアジア系の選手が混在している感じで、なかにはベルンハルトとかマイヤーといったドイツ系っぽい名前の選手も。パワフルでシンプルなプレイが効果的な環境は、キルギスに味方していたと思う。引いて守るつもりはまったくなく、前線からしっかりプレスをかけてくる。そして、日本の中盤、柴崎と遠藤の位置で相手を自由にさせない意識も強い。攻撃時にはマイヤーの右サイドが突破口になることが多く、あらかじめ長友のエリアを狙うと意思統一されていた模様。この後、ニッポンと対戦する相手は同じようにここを狙ってくるかも。ダイナミックな展開から何度もニッポンのディフェンスを崩して、決定機を迎えていたが、最後の最後で権田が救ってくれていた。無失点は権田のおかげ。思った以上に攻められてしまった。
●客席もピッチも圧倒的なアウェイだったが、唯一、ニッポンにとって救いのだったのは、やたらと笛を吹く主審。両者に対してフェアで、倒れると簡単に笛を吹いてくれる。このピッチコンディションだと、笛で止めてくれるほうが肉弾戦にならずに済む。前半41分、ペナルティエリアに突っ込んだ南野に対して、飛び出したキーパーが手をかけてPK。南野がこれを決めて先制。スタンドは静まり返り、ずいぶん楽になった。後半8分、フリーキックで原口が蹴ったボールにキーパーが思い切り逆をとられて、ゴール。キルギス 0-2 ニッポン。どちらのキーパーのミスともいえるので、スコアとは裏腹に完勝した感じがない。でもワールドカップ予選だから、結果が出たのはなにより。
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