●今年こそ、手作りチョコに挑戦したい! でも、チョコレートの作り方なんてよくわからないし、カカオも見たことがない……。そんなチョコレート原理主義者にとって、強い味方となってくれるのが東京・江東区の夢の島熱帯植物館だ。場所は新木場駅からすぐ。下部リーグ・フットボール・ファンには、夢の島競技場の向かい側と説明すればピンと来るだろう。真冬でも一歩足を踏み入れればそこは熱帯雨林。ムンムンとした湿っぽい空気が歓迎してくれる。新江東清掃工場の排熱ですべてのエネルギー供給を賄うというエコな熱帯植物園である。
●そして、この熱帯植物園で神々しい姿を見せるのがカカオだ。本物のカカオ。そこに生息しているカカオ。まだチョコレートになっていないカカオ。そうか、カカオってこんなふうに実がなっているんだ。ここからチョコレートへの道のりは遠い。だが、カカオの実がなるには5年以上かかるという。それを思えば、この状態はもはやチョコレートまであと一歩ともいえるのではないか。
●親切な説明も載っている。このプレートによれば、種子を発酵させて果肉を取り去りったものがカカオ豆であり、カカオ豆を炒ってすりつぶし、砂糖や香料を混ぜて練り固めたものがチョコレートだという。ああ、炒ってみたい!
February 13, 2020