●ニュースを見てどんよりした気分になったので、美しく力強いものを載せる。東京オペラシティアートギャラリーで開催中の「白髪一雄 a retrospective」(~3/22)。思った以上にボリューム感があって、初期から晩年までの絵画約90点を中心に展示されている。足で直接描く「フット・ペインティング」の様子はちらりと映像でも見たことがあったが、作品そのものも凄まじい迫力。絵の具の盛りが強烈で、平面にとどまらない3次元のダイナミズムにあふれている。これは写真では伝えようがなく、実物を見るしかない。一部作品のみ撮影可。
●作品タイトルも強烈。上は「天異星赤髪鬼」(1959)。下は「地暴星喪門神」(1961)。字面からしてイメージ喚起力に富んでいるが、出典は「水滸伝」の登場人物のよう。
●と書いていたら、アートギャラリーが明日から3月16日まで臨時休館するという本日付のお知らせが。そ、そんな。混雑する場所だったっけ……?
February 28, 2020