May 22, 2020

JTA機内誌 Coralway 若夏号に琉球交響楽団取材記事

Coralway 若夏号●いま飛行機に乗る人は少ないだろうが、日本トランスオーシャン航空の機内誌 Coralway 若夏号に琉球交響楽団の取材記事を書いた。全5ページの特集記事。琉球交響楽団は沖縄唯一のプロ・オーケストラで、今年創立20周年を迎える。本来であれば節目の年を記念して6月にサントリーホールで初めての東京公演を開催する予定だったが、ウィルス禍のため来年6月に公演が延期されてしまった。創立者は沖縄出身で元N響首席トランペット奏者の故・祖堅方正さん。自治体や大企業が母体になっているわけではなく、自主運営の楽団だ。容易に予想が付くと思うが台所事情は楽ではない。楽員は34名、定期公演は年2回。楽員自ら営業から広報までぜんぶ担う。それでもプロフェッショナルとして20年にわたり活動を継続している。
●出不精なうえにインタビューをあまりしない自分にとって、これは異例の取材記事だった。まず昨年12月初旬に東京で同楽団音楽監督の大友直人さんにインタビューを行ない、さらに2月末に沖縄に一泊二日で出かけて、リハーサル見学と楽団員の方々への取材を重ねた。朝5時起きで羽田空港に出かけて、その足で当日に取材をして、翌日の朝に帰京するという、今の自粛生活からは信じられない大移動の強行軍。沖縄という土地への憧憬と(過去にも訪れている)、関係者の熱意が伝わってきたからこそできた仕事で、そうでなかったら受けなかったと思う。
●で、取材した方々がみなさんとても興味深い話をしてくださって、いい記事になったんじゃないかな……と思っていたところで、この長引くウィルス禍。悔しいところだが、昨今の情勢ではお蔵入りせずに形になっただけでも幸いというべきか。

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