●ZoomやSkypeなどでオンラインミーティングを始めた頃、やたらと自分の顔が暗く映ってしまうのに困った。部屋が十分に明るいはずなのに、他人と比べて自分の顔が暗い。なぜなんだろう。ノートPCに付属しているカメラを使っていたので、カメラの設定を変更すればいいのかと思ったが、そんな設定項目が見当たらない。うーん、どうすればいいのか。
●で、少し調べてみたら答えが分かった。真っ白の壁を背景にしていたのがよくなかったんである。壁が明るいので、カメラはそれに合わせて露出を補正してしまうから、顔が暗くなる。では、壁を暗くしようと思い、真っ黒の大判の紙を壁に貼ってみると、これが効果てきめん。一気に顔が明るくなった。が、これはこれで難があって、壁が黒いと自分の髪の黒さと境目があいまいになってしまい、Zoomなどのバーチャル背景がイマイチきれいに決まらない。もっと人間の輪郭がはっきりと認識してもらえる色がいい。それに壁を真っ黒にしてしまうと今度は顔が明るすぎて不自然な気もする。というわけで、壁の一部に濃い目の色のタペストリーのようなものを飾っておくことにした。これで顔の明るさは自然な感じに落ち着いた。
●もっともこれはモバイル用ノートPCの付属カメラを使っているからで、デスクトップPCにきちんとしたWebカメラを取り付ければ、そんな小細工の必要はないかもしれない。緊急事態宣言中はWebカメラが品薄でまともな価格では手に入らなかったのでしょうがない。これに関しては別の方法もあって、不要になったスマホをPCに接続してWebカメラとして代用するという手がある。こちらは試していないのだが、ふつうのWebカメラよりもずっと高画質を期待できるんじゃないだろうか……そんな必要性があるとすればだが。
May 27, 2020