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June 9, 2020

サッカー界も再開へ

●すでにドイツのブンデスリーガでは公式戦が無観客で再開されている。先日も記したように、日本をはじめアジア・オセアニアの水準に比べると、ドイツの感染者数は今なお10倍程度の水準にあるのだが(対数グラフ)、Jリーグよりもずっと早く再開している。このあたりは受け入れられるリスクの違い、ということなんだろうか。
●で、Jリーグだが、ようやく再開日が決まった。6/27にJ2とJ3、7/4にJ1が再開する。まずは無観客での開催からスタートし、状況を見ながら観客を入れる準備を進めていくという。対戦カードはすべて組みなおして、まずは移動を少なくするため、近隣クラブ同士の対戦が優先される。対戦カードの正式発表はこれからだが、報道によればマリノスはアウェイで浦和と対戦する。
●サッカーは放映権前提のビジネスなので、無観客でも試合を再開する意味は大きいと思うが、問題は試合の質。フランクフルトの長谷部が再開第一戦後のインタビューで、熱気がなく、なんのためにサッカーをしているのか考えてしまったと述べていた。練習試合みたいな雰囲気になってしまうと、画面越しで見るファンもつまらない。サガン鳥栖は「顔写真入りの段ボールサポーター」を客席に置くと言っているのだが、これは実は妙案なのかも。サポーターはお金を払って、顔写真入りの段ボールをスタジアムに置くことで、実質的な寄付をできる。選手たちはたとえ段ボールでもそこに支援してくれるファンひとりひとりがいることを実感できる。段ボールを活用したリモートサポート。新しい。

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