●さてウィーン・フィルはひとまず無事に日本から帰国したわけだが、ニッポン代表は現在もオーストリアに滞在中である。親善試合、ニッポン対パナマでは南野のPKで1対0で勝利した。次は日本時間で18日早朝に今回の遠征の目玉、メキシコ戦がある。パナマにしてもメキシコにしても日本と事情は同様で、渡航制限があるため、代表戦をヨーロッパで組んでいる(ちなみにメキシコは先に韓国と試合をしている)。
●で、本来なら当欄でニッポン対パナマを振り返るところなのだが、なんと録画予約を失念しており、慌てて試合の途中から録画することに。おまけに録画を見る前に結果を知ってしまい、がっくり。テンションが上がらずぐずぐずしているうちに次のメキシコ戦が迫ってきた。
●が、それよりも問題なのはニッポン代表のジャージだ! チラッと録画を見て、ワタシはテレビの前で崩れ落ちそうになった。なんすか、あれは? シャツ・パンツ・ソックスが白・白・赤。赤いソックス、ありえない。ニッポン代表の色は青、そして白。地の色で許せるのはそのどちらかのみ。赤は韓国の色。赤は北朝鮮の色。赤は中国の色。アジアは赤い代表チームだらけで、そのなかでわれわれは独自の青を選んでいる。もちろん、ワンポイントや模様の一部で赤を使うのは問題ない。しかしシャツ・パンツ・ソックスの地の色は青か白だ。ときどきニッポン代表を赤化したい勢力が出てくるようなのだが理解に苦しむ。だいたい、一度、赤に変えてひどい目にあったじゃないの。赤ジャージの横山ジャパンがW杯1990イタリア大会アジア一次予選で敗退して以来、代表では赤は呪いの色。八咫烏は青空で羽ばたいてほしい。
November 17, 2020