●ぜんっぜん知らなかったのだが、1991年公開のイタリア映画に「パガニーニ・ホラー 呪いの旋律」という作品があるそう。「伝説の天才ヴァイオリニスト、パガニーニの旋律が呼び起こす惨劇を描く異色のホラー」というのだが、いったいなんだそれは。気になってググってみたら、スランプのロック・シンガーがパガニーニの呪われた遺作をレコーディングして再起を図るが、プロモーションビデオの撮影の最中に次々とバンドメンバーが謎の死を遂げる。そしてパガニーニの曲を逆から弾くと、悪魔が現れる……という話なのだとか。パガニーニが「悪魔に魂を売ったヴァイオリニスト」と噂されたというエピソードを知らないと、この話はピンと来ないのでは。いや、知っててもピンと来ないか。さすがダリオ・アルジェントを生んだイタリア・ホラー。なにかのネタになるかもと思ったが、やっぱり見なくていい気がする。怖そうだし。
●で、これから観たい映画といえば、「シン・ウルトラマン」だ。庵野秀明脚本、樋口真嗣監督の「シン・ゴジラ」コンビで初夏に公開予定。このウルトラマンにはカラータイマーがない。ボクシングの1ラウンドと同じ「3分間」という活動時間の設定は、M78星雲人にしてはやたらと人間的だったが、ここではそのような制限がないようだ。キャッチコピーは「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン」。なんだかノリが「ドラえもん」っぽい。