●全カタログのロスレス化を敢行したApple Musicだが、7月下旬からAndroid端末でもロスレス・ハイレゾ楽曲の再生が可能になっている。これでスマホユーザーはみんなロスレスを楽しめることになった。ただし、ロスレスで聴くためにはアプリの設定を自分で変更する必要がある(設定→オーディオの品質→ロスレスオーディオをON)。さらにモバイル通信とWi-Fiで設定を変えられるようになっており、一般的なユーザーであればモバイル通信を「高効率」(低データ使用量の圧縮音源)、Wi-Fiを「ロスレス」で使用することになると思う。なお、「ロスレス/ハイレゾ」という選択肢もあるが、その場合はハイレゾ用に外部DACが必要になるのが普通。
●なのでワタシのようなAndroidユーザーも、Apple Musicのアプリから同じ音源をAAC(圧縮音源)とロスレスで切り替えながら聴き比べることができるようになった。ロスレスの音源を再生中はロスレスと表示される。あるいは聴き比べるのであれば、ロスレスに設定したApple Musicと、まだロスレス化されていないSpotifyで比べてもいい。両方を契約している人なら、こちらのほうが操作は簡単。さて、ロスレスの恩恵を感じられるだろうか?
●Windows版iTunesはまだロスレス非対応。Spotifyは今年後半にロスレス化するはずだが、まだ具体的な発表がない。今はSpotifyメインで使っているのだが、Apple MusicとSpotify、一長一短でどちらかに一本化するのは難しそうな感じ。
August 18, 2021