●ウイルス禍で一変したのが外国人観光客でにぎわっていた場所。昨年、新宿御苑のガラガラっぷりをお伝えしたが、今度は小石川後楽園へ。飯田橋、水道橋、後楽園いずれの駅からも徒歩で数分。中に入れば外界とは別世界の静かで落ち着いた大名庭園が広がっている。遠くに東京ドームとジェットコースターのレールが見えるミスマッチ感も吉。
●小石川後楽園は江戸時代の初期に水戸徳川家の祖である頼房が江戸の中屋敷の庭として作ったもの。二代藩主の光圀の代に完成し、作庭に際し中国趣味が取り入れられているのが特徴。作り込んだ庭園なので開放感はそれほどないのだが、ぜいたく感に浸れるのが魅力。
●最近はこういった風光明媚な庭園に来ると、スマホを取り出してポケモンGOに興じることにしている。大名気分でポケモン探しはすこぶる乙。かつて光圀もここでピカチュウをゲットしていたのかなあなどと想像すると、なんとも風情があって歴史ロマンに浸れる。
September 16, 2021