●しばらく躊躇していたのだが、そろそろ大丈夫なんじゃないかとメインのPCをWindows 11に更新した。現在使っているのはサイコムから購入した小型のBTOパソコンで、中身はASRockのDeskMini310。デスクの上にちょこんと載せるサイズ感が気に入っているのだが、購入時の状態ではWindows 11へのアップデート不可と判定されてしまう。というのも、Windows 11にはTPM2.0が必須にもかかわらず、これが標準状態で無効になっていたから。そこで、UEFI BIOSからTPM2.0を有効にしなければならない。正確にはTPM2.0相当のIntel Platform Trust Technologyを有効にする。手順は簡単でここが参考になる。Windows上から設定するのではなく、Windowsが起動する前にF2キー等をトントンして、UEFI BIOSに入る。
●で、Intel Platform Trust Technologyさえ有効にすればそれでいいのかという点が気になっていたのだが、試しにやってみると、何日かしてWindows 11への更新ができますと促されるようになった。ほっ。あとは普通にWindows Updateから更新するだけ。やや時間がかかったが、スムーズにWindows 11が起動した。
●さて、これでなにが変わったのか。正直なところ、スタートメニューの場所とデザインが変わったこと以外は、今のところ大した変化を感じていない。あちこち細かなところが洗練されているとは思うが、今回のアップデートの主眼はセキュアブート周りなんだろう。なお、Windows 11への更新に伴って、タスクバーにピン留めしておいたショートカットはそのまま残っているが、スタートメニューのタイルにピン留めしておいたショートカットは一掃されている。これらをもう一回、新しいデザインのスタートメニューに登録するのが面倒といえば面倒。
●そして、Windows 10でもそうだったのだが、メジャーアップデートの後は老眼対策として「Meiryo UIも大っきらい!!」を用いて、エクスプローラー等のフォントサイズを一括で大きくすることになる。単にフォントサイズを大きくするなら、Windowsの「設定」でもできるのだが、あれは求めるものが違うんである。文字を一律に大きくしてほしいのではなく、エクスプローラーのファイル一覧等、限られた文字だけが小さすぎて読みづらいのをどうにかしたいんである……という話は前にもしたか。Microsoftに45歳以上の人間はいないのだろうか。