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April 6, 2022

ワールドカップ本大会の組分けが決定

●まだ全参加国が決まっていない段階で、ワールドカップ2022カタール大会の組分けが決まった。ニッポンはスペイン、ドイツ、大陸間プレイオフ勝者(コスタリカかニュージーランド)と同組のグループE。完全に2強2弱の無風区になってしまった。スペインとドイツは優勝候補の常連国。グループリーグ突破はかなり難しいが、かといって極端に可能性が少ないとも思っていない。全8グループを見るとシードが効きすぎているというか、厳しいグループが見当たらないが、実際にはこれまでの「序列」を覆すようなサプライズが連続するのではないかと期待している。夏ではなく、11月下旬に開幕する変則日程が予想外の影響をもたらすかも。
●J2リーグの山形対岡山戦が再試合になった。試合の序盤、山形のゴールキーパーが、あわやゴールに入りそうな味方のバックパスを手でかきだした。これにレッドカードが出た。しかし競技規則では、バックパスに対するGKのハンドは故意だろうがそうでなかろうと「当該選手に懲戒の罰則は与えられず、相手チームの間接フリーキックで再開される」と規定されている。直感的にもレッドカードは「あれ?」という場面だが(ペナルティエリア内なんだし)、主審の勘違いを副審も第4の審判も指摘できず。で、試合は0対1で岡山が勝利したのであるが、国際サッカー評議会に確認したうえで再試合をすることになった。あれれ、たとえ誤審であっても主審の決定は最終決定ではなかったの?と思うが、国際サッカー評議会によれば「プレーに関する事実についての主審の決定は最終である」が、本事象は「サッカー競技規則に従っていない」ため、直ちに「主審の決定を最終である」とはならないのだという。む、なんだか納得できるようなできないような。Jリーグの公式発表を読んだがすっきりしない。
●こんな話を読むと、ニッポンのサッカーなんてまだまだだと思うじゃないすか。でも同じ週、ドイツのブンデスリーガでは選手交代時の背番号表示のミスによって、一時的にバイエルン・ミュンヘンが12人でプレイしていたって言うんすよ! ふたり同時交代でひとりの番号を誤って表示したため、退くべき選手が気づかずそのままプレイしていた次第。ドイツですらこれだけの大チョンボがあるわけで、ワールドカップ本大会もそう悲観する必要はない……かもしれない