July 15, 2022

国立新美術館 ~ ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション

国立新美術館 ~ ルートヴィヒ美術館展 ポスター
先月「ワニがまわる」を見にいって、心理的な距離が少し縮まった国立新美術館。もう一歩縮めてみようという気持ちになったので、「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション」(~9月26日)に行ってみた。ルートヴィヒ美術館はケルン市が運営する20世紀から現代までに特化した美術館。市民からの寄贈をもとにコレクションを形成してきたというのがすごい。アンディ・ウォーホル、カンディンスキー、クレー、ピカソ、ジャクソン・ポロック、ジャスパー・ジョーンズ、ロイ・リキテンスタイン、ロバート・ラウシェンバーグ等々、20世紀のスーパースターたちがずらり。音楽関連ネタとしてはマン・レイの「アルノルト・シェーンベルク」も。
国立新美術館 ~ ルートヴィヒ美術館展
●フォト・スポットとして用意されていたのが、こちら。写真はアウグスト・ザンダーの「菓子職人」。なぜこれを?と思わなくもないが、この職人が作る菓子はうまそうである。あと、「ワニがまわる」も引き続き開催中なので、今なら両方見ることができる。
カーチャ・ノヴィツコヴァ「近似(ハシビロコウ)」
●写真撮影不可だが、唯一、例外としてカーチャ・ノヴィツコヴァの「近似(ハシビロコウ)」は撮影OK。薄っぺらいボードにハシビロコウの写真がプリントされているというだけの作品で、これだけ見てもさっぱりピンと来ないのだが、どうやらもともとネットで拾った写真を作品に仕立てて、それを来場者が撮影してネットで拡散するという循環が意図されているらしい。人力デジタル循環。

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