●プチ「スター・ウォーズ」祭ということで、先日の「オビ=ワン・ケノービ」に続いて、ディズニープラスで旧作の「ボバ・フェット」を観た。「マンダロリアン」のスピンオフ作品で、「スター・ウォーズ」本編にも登場する賞金稼ぎ、ボバ・フェットを主役とした物語。全7話のテレビドラマシリーズ。映画だと長くてなかなか見ないのだが、テレビドラマの尺ならまあまあ見やすい。
●舞台はタトゥーイン。犯罪組織のボスだったジャバ・ザ・ハット亡き後、ボバ・フェットが裏社会のボスとして後を継ごうとする。恐怖で街を支配したジャバ・ザ・ハットと違い、ボバ・フェットが目論むのは敬意による支配。そんな話なのでテイストとしてはマフィア映画。「ゴッドファーザー」のように始まって、西部劇テイストを交えながら、知られざるタトゥーインの歴史を描く。全般に話の「緩さ」が目立つのだが、映画なら許せないけどテレビドラマだと思えば荒唐無稽でもまあ許せる……かな。しかしボバ・フェットを主人公に進めるのは無理があるんじゃないかと思っていたら、途中から「マンダロリアン」の続編みたいな話にすり替わっていた。「マンダロリアン」ファンの人は、ボバ・フェットに1ミリも興味がなくても、このシリーズを観るしかない。
●ボバ・フェット、不屈のタフガイとして描かれているんだけど、本来このキャラの魅力は体中に装備されたいろんなギミックにあるんじゃないかなーとは思った。
October 12, 2022