January 31, 2023

東京オペラシティアートギャラリー Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎 / project N 89 川人綾

Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎
●先日、阪田知樹ピアノリサイタルを聴く前に、同じ東京オペラシティ内のアートギャラリーに寄った。現在「Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎」が開催中。オペラシティのArts友の会に入っていれば同ギャラリーは無料で入れるので、新しい展示が始まると演奏会の前に立ち寄ることにしている。そんなわけで、どんなアーティストでどんな展示があるのかまったく予備知識がないまま訪れたのだが、これがびっくり。な、なんと、上の写真にある手前のテントを設置したのはワタシなんすよ……。ぼーっと作品を眺めるだけのつもりだったのに、なぜか展示に参加(?)しているという謎。水の入ったペットボトルをいくつも運んで、「なぜこんな面倒くさいことをしているのだ、ワタシは。重いからほっぽり出して帰ろうかな」などと迷いつつ、壁に記された指示(やたらと読みにくい)に羊のように従順に従ってしまった。

Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎
●で、このテントの中に入ることもできる。だから自分のテントに入ってみた。そしてテントの中から外部をそっと覗き見するように写真を撮ってみた。わ、いま覗き見してるよ、自分、東京オペラシティアートギャラリーの床で!みたいな謎の興奮があるような、ないような。
●ちなみにギャラリーに入場する際、いつもと違った場所にコインロッカーがあり、そのロッカーの中にかなり重たいマントが入っている。そのマントを受け取って、首からすっぽりと被る。被らないとテントを建てられないので、恥ずかしがらずに被るべし。
●このテントとは別に、ひとつ中心的な作品と思われる展示があったんだけど、番号札をとってファミレスみたいに順番を待つ方式だったんすよ。ほとんど人がいなかったのに、それでも30分以上は待ちそうだったので、途中であきらめた。残念だが、そんなに長時間待っているとワクワクする気分が雲散霧消してしまうのでしかたがない。もう一回行くべきか、縁のない作品だと思うか、迷う。
東京オペラシティ 川人綾
●上の階で同時開催されている「project N 89 川人綾」もとてもよかった。壁面にずらっと幾何学的なパターンが貼り込まれている。規則性があるようなないような線と色彩のバリエーション。
東京オペラシティ 川人綾
●近くに寄って見るとこんな感じ。正方形状の小さなパターンが敷きつめられているのだが、同一パターンはあるのだろうか。反復的だけど反復していない感。