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February 20, 2023

2023年のJリーグ開幕! 川崎vsマリノスは耐えて逃げ切る展開に

●「4年後じゃない。2ヶ月後だ」。予想外の盛り上がりを見せたワールドカップ2022カタール大会の後、Jリーグのプロモーションビデオにあった秀逸なコピー。その2ヶ月後がやってきた。第1節、マリノスは一足早く金曜日にアウェイの川崎戦で開幕。試合はDAZNで観戦。開始早々の4分、マリノスの前線からの精力的なプレスが実を結んで、川崎のキーパー、チョン・ソンリョンのキックミスを誘発、これをエウベルをカットして、西村が落ち着いてゴール。さらに38分にエウベルが追加点。終了間際に1点を失ったが、なんとか逃げ切った。川崎 1-2 マリノス
●しかしこの試合、内容はまったくよくなかった。優勝した昨季に続いて今季もケヴィン・マスカット監督のもと、ハイテンションのアタッキング・フットボールを継続するはずだったが、多くの時間帯で川崎にボールを支配され、受け身に回る展開に。パスの成功率も低く、目指している形とはずいぶん違っていたはず。正直なところ、今季のマリノスはかなり順位を落とすと思う。だって、昨季の主力級がごっそり抜けた。MVPの岩田智輝がスコットランドのセルティックに去り、守護神の高丘陽平はバンクーバー・ホワイトキャップスに去り、ゴールゲッターのレオ・セアラはセレッソ大阪に移り、元MVPの仲川輝人は悔しいことにFC東京に移籍してしまった。そして、ビッグネームと呼べる補強はなし。選手層が格段に薄くなったのに、ACLもある。積極投資の時期は終わったのかも。たぶん、今シーズンはマリノスでも川崎でもないクラブが優勝を争うのでは。
●活躍した選手がチームを去るのは残念だけど、これはプロ選手の宿命なのでしかたがない。選手が第一線で活躍できる期間は短い。主力として優勝したり、MVPを獲ったら、次のチャレンジに向けて出発するのは当然のこと。サッカー選手は選手である限り旅人だ。岩田も高丘もどんどんステップアップしてほしい。仲川もレオ・セアラも新天地でがんばってほしい、ただしマリノス戦以外で。

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