February 27, 2023

マリノスvs浦和 2019年以来の開幕2連勝 J1リーグ第2節

●J1第2節、マリノスvs浦和戦をDAZNで観戦。互いに第1節と先発を変えずにぶつかり合ったこの試合、積極的な攻め合いから前半18分、マリノスは左サイドの永戸からのクロスにファーサイドで西村が折り返して、アンデルソン・ロペスが頭で押し込んで先制。その後は膠着状態が続いたが、後半開始から浦和が前線のブライアン・リンセンを下げて興梠を入れてからは、浦和のペースになっていたと思う。決定機がいくつもあった。マリノスは受けに回る苦しい展開だったが、64分に右サイドバックの松原を本来センターバックの上島拓巳(柏からの新戦力)と交代。攻守のバランスを落ち着かせる。89分、前がかりになった浦和に対して、カウンターから途中出場のマルコス・ジュニオール、西村とつないで、最後はやはり途中出場のヤン・マテウスが冷静にゴールを決めて2点目。昨シーズン、なかなかチームにフィットできなかったヤン・マテウスだったが、これでブレイクしてくれますように。マリノス 2-0 浦和
●結果は文句なしだが、内容的には微妙なところもあって、浦和の狙いがピタッとはまっていた局面も。マリノスに前線から激しくプレスをかけさせておいて、その後ろの空いたスペースをキーパー西川のキック一本で突くという場面なんかは、完全にやられたと思った。西川のレベルならこの精度でボールを蹴ってくるのか。浦和は最後のフィニッシュが伴わなかっただけ。あと、マリノスはやっぱり選手層が昨季より格段に薄くなっているので、先に進むにつれてやりくりに苦労しそう。
●成長著しい藤田譲瑠チマをベンチに追いやって、渡辺皓太が先発の座を守っているのは立派。新たな正ゴールキーパーはオビになりつつあるが、控えにはベテラン飯倉36歳が入った。神戸を去ってフリーになったところを、急遽マリノスが復帰させたわけだが、本当ならここには鹿児島への期限付き移籍から復帰した白坂楓馬26歳が入ってほしい気も。キーパー陣にはさらにガンバからのローンで獲得した一森純31歳もいる。キーパーというポジションは控えとしてベンチに座るのすら狭き門。ピッチ上に立つあらゆるゴールキーパーは、ライバルたちを退けたただひとりの勝者なのだと感じる。

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