amazon
March 28, 2023

ニッポンvsウルグアイ代表 キリンチャレンジカップ2023

●24日、国立競技場でのキリンチャレンジカップ2023、ニッポンvsウルグアイ代表戦は演奏会と重なっていたので、週末に録画を観戦。森保監督の再始動となる初戦。ワールドカップ本大会の後に監督交代がない、ということ自体が新鮮な体験。金曜夜、雨天にもかかわらず6万2千人の観客が集まったのはワールドカップでの大健闘ゆえか。
●で、森保監督は世代交代を進めつつも、継続性を重んじるチーム編成。吉田らベテラン勢はさすがに呼ばれず。あとは所属チームで不遇の南野も招集外。古橋も呼ばれなかった。冨安は負傷。布陣は4-2-3-1で、GK:シュミット・ダニエル-DF:菅原由勢(→橋岡大樹)、板倉滉、瀬古歩夢、伊藤洋輝-MF:遠藤航、守田英正(→田中碧)-堂安律(→伊東純也)、鎌田大地(→西村拓真)、三笘薫(→中村敬斗)-FW:浅野拓磨(→上田綺世)。
●ニッポンはディフェンスラインが新鮮。ただ、ワールドカップ本大会でもあったけど、左サイドで伊藤洋輝と三笘はどうも相性がよくない。あとサイドバックのインナーラップというか、最近流行の偽サイドバックを試行しているようなんだけど、円滑とはいいがたい。全体にビルドアップに苦労した印象。鎌田はもう少し下がってボールを持ってもいい気がする。浅野もインパクトを残せず。攻撃は三笘の突破頼みという印象が強かった。結果は1対1で内容的も五分の試合か。ウルグアイにしてもこの時期はまだ代表チームは始動段階だろうが、シーズン中なので個々の選手のコンディションは問題ない。
●前半にバルベルデに決められて1失点したが、後半30分、途中出場のふたりが活躍、伊東純也のクロスから中央で西村拓真が押し込んで同点ゴール。西村はファーストタッチがゴールになった。出場選手のなかでは唯一の国内組、マリノスの西村がゴールを決めたのはうれしい。もともと西村の持ち味はボールを持ったらまずシュートに持ち込もうとするような貪欲さだったのだが、マリノスでストライカーからトップ下にポジションを少し下げたことでプレイの幅が広まり、ダイナミックさが一段と生きるようになった感がある。今や欧州組ばかりの代表にあって、Jリーグ勢は貴重。長距離移動をせずに試合に臨めるのは利点。
●伊東純也がもう30歳というのが軽い驚き。途中出場ながらインパクト大。ここまでの選手になるとは、柏時代には予想できなかった。