May 2, 2023

美猫に学ぶモテ術

美猫
●美猫はその美しさと優雅さで多くの人々を魅了しています。そんな美猫から学ぶことができる、男女問わず役立つモテ術を紹介します。

1. 姿勢を正す
美猫は常に姿勢が良く、優雅で美しい動きをします。自分も美猫のように、背筋を伸ばして優雅な動きをするように心がけましょう。姿勢が悪いと、どんなに美しくても不格好に見えてしまいます。

2. 瞳を輝かせる
美猫の瞳は輝いています。自分も美猫のように、瞳を輝かせるように心がけましょう。自信と愛を感じさせる輝く瞳は、誰にでも魅力的に映ります。

3. プライドを持つ
美猫はプライドを持っています。自分に自信を持ち、プライドを持つことは、モテるために大切なことです。自分を大切にし、自分に自信を持っている人は、周りからも尊敬され、魅力的に映ります。

4. 話し方に気を遣う
美猫は、柔らかく優雅な声で話します。自分も美猫のように、話し方に気を遣い、柔らかいトーンで話すように心がけましょう。誰かと話すときは、相手を大切にする気持ちを持ちながら、丁寧に話すことが大切です。

5. 自然体でいる
美猫は、自然体でいることができます。自分も美猫のように、自然体でいることが大切です。自分を偽らず、自分自身でいることが、最も魅力的に映ります。

以上が、美猫から学ぶモテ術です。美猫のような魅力的な人になるために、ぜひ実践してみてください。

●あれ、飯尾さん、どうしちゃったの?と思われたかもしれないが、上記はすべてAIに作ってもらった記事だ(気づいてた?)。猫の写真はMicrosoft EdgeのAI画像生成機能 Image Creator に描いてもらった(OpenAIが開発したDALL-Eが用いられている)。画像生成にあたって、こちらが指示した文言は A beautiful cat sitting by a bright window のみ。
●文章は無料版のChatGPTに書かせた。こちらからのリクエストは、まずこんなふうにお願いした。

あなたは女性誌のコラムニストです。 美猫を題材にした800字以内のウィットとユーモアに富んだコラムを書いてくれませんか。文体は口語的な軽いトーンが好ましいです。

が、これだけではダメなんである。対話型AIを用いるときは、一度のリクエストで最終形を求めるのではなく、まず出てきたものに対してリクエストを重ねながら修正してゆくのが得策という考え方がある。ChatGPTが出してきた初期原稿に対して、こちらは編集者の役割を演じて「内容が平板なのでもっとウィットを盛り込んでほしい」「話に起承転結がないので工夫してほしい」「その文体は素人っぽいから、~~~~してほしい」など、改善のリクエストをいくつも出して、ようやく出てきたのが上の記事だ(その割にこちらのリクエストが実現できていないが)。文章の書き直しはなんども要求したが、ネタについては一切ヒントを与えていない。「美猫に学ぶモテ術」というタイトルもChatGPTが付けた。
●「なあんだ、それでその程度かよ」と思われるなら、まあその通りではある。ただ、ワタシは「美猫」というキーワードから「モテ術」という言葉は発想できないと思う。現状、生成系AI全般に対して漠然と感じているのは、「工程の上流は得意そうだけど、下流は熟練した人間が必要」ということ。つまり、アイディア出しやラフな下書きをやらせることはできても、仕上げの部分ではその分野について熟知した人間が必要になる。上の記事はネットに氾濫するページビュー稼ぎの意味なし記事にはなっても、本物の女性誌のコラムにはほど遠い。またAIはすぐにハルシネーション(幻覚)を起こすので、文章内容の妥当性をチェックするために、信頼できる人間の校閲者が必要になる。翻訳もこなしてくれるが、それを正しく使いこなすには、その翻訳が正しいかどうかを判断できる程度の語学力が必要になる。絵も描けるが、その絵が本当に適切か(人間の指が正しく描けているかといったことから、影が正しい方向に付いているか、だれかの著作物の丸パクリになっていないか等)を確認して、修正しようと思ったら専門的能力が必要になる。
●とはいえ、先日も書いたように、AIはまだ中二くらいで、ぐんぐん成長している段階にある。また、日本語はAIの得意言語ではない。ネット上にある日本語情報は英語情報の30分の1程度だそうなので(AI当人に教えてもらった)、日本語だと学習データの量が少ないのだ。ChatGPTは日本語で尋ねられたとき、内部的に英語に翻訳しているのではなく、日本語を日本語として受け取って、日本語の学習データを参照しているという(これもAI当人に尋ねた)。このあたりの学習データ量の不利が克服されると、まったく違った光景が広がるのかもしれない。
●連休中の当欄は例年通り不定期更新で。