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September 21, 2023

勝てないマリノス、インチョン相手に2対4で敗れる

●ここ最近のマリノスは本当に弱い。タガが外れたように負け続けている(一応、J1では優勝争いをしているはずなのだが)。けちの付き始めは8月26日の横浜FC戦で、1対4で敗れてしまった。残留争いをしている相手に大敗するとは。しかしダービーマッチではこういったことはままあるもの。そう言い聞かせたが、9月2日の柏戦でも完敗し、9月6日のルヴァン・カップ準々決勝第1戦は札幌に敗れ、10日の第2戦で取り返したものの、9月15日の鳥栖戦は1対1の引分け。そして、9月19日のACLグループステージのインチョン(仁川)戦は2対4の大敗だ。びっくりするほどよく負ける。しかも割と派手に負ける(そういう戦術ではあるのだが)。おのずとこの欄でマリノスの話題も減る。
●ちなみにこのインチョン戦、相手は堅守速攻を徹底しており、こちらは完全にその罠にかかった形。がっつり守って、カウンターになるとスピードのある外国人ストライカーが仕留めるスタイル。相手の戦い方は事前の分析でわかっていたそう。であれば、もう少しうまい守備ができそうなものだが、リーグ戦から中三日ということもあって、キーパー以外全とっかえで臨んでいる。個の力に差があったのかもしれない。
●シーズン開幕時に、今季のマリノスは選手層が薄くなったので優勝争いは難しいだろうと書いた記憶があるんだけど、実はシーズンの途中でもさらに選手が抜けてますます選手層が薄くなっている。もちろん補強もしているのだが、柱になるような選手は見当たらず……。逆にいえば、これだけ選手が減ってしまっても、まだリーグ2位に踏みとどまっているわけで、そこはケヴィン・マスカット監督の手腕でもあり、「マリノスのサッカー」が根付いているということでもある。
●つまり、今のマリノスはよく負ける、でも立派だ。それが結論だ。思い切り讃えたい。