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January 10, 2024

マリノスのゴールキーパー問題、またしても

サッカーのゴールマウス
●みんな興味ないと思うけど、話だけでも聞いてほしい、またしてもマリノスのゴールキーパー問題だ。昨季、マリノスは開幕直前に守護神の高丘がアメリカに移籍してしまった。それで、ついにオビがチャンスをつかむかと思ったら、ガンバ大阪から一森純をローンで獲得して正GKを任せた。さらに大ベテランの飯倉を復帰させて、控えGKに置いた。オビはなかなかベンチにも入れない。で、どうなったか。
●まず、一森はガンバに帰ることになった。ガンバじゃ第3キーパー扱いだった一森がマリノスで守護神になったところにサッカーのおもしろさがあるが、ガンバに戻って正GKになるのかどうか興味津々。もともと借りた選手なので返さなきゃいけないのはしかたがないが、マリノスに完全移籍させられなかったのは残念なこと。で、不遇をかこっていたオビは案の定、神戸に完全移籍することになってしまった……。ああ、スマン、オビ。マリノスの看板キーパーになると期待していたが、26歳で試合に出れないのだから移籍もしかたない。
●で、代わりに町田からポープ・ウィリアムを獲得した。J2優勝の立役者だ。が、29歳にしてJ1での出場経験はわずか。いきなりマリノスの正GKが務まるだろうか。いやいや、それを言えば昨季の一森だってそうじゃないの。そもそも近年のマリノスのキーパーはみんな抜擢されて飛躍している。高丘陽平、梶川裕嗣、朴一圭。だからポープ・ウィリアムも大活躍するかもしれない。気になるのはリスク回避型の町田とビルドアップ積極参加必須のマリノスでは、キーパーに求める役割がまるで違うということ。
●一チームにキーパーは4人と考えると、来シーズンのマリノスのキーパー陣はポープ、飯倉、白坂楓馬、寺門陸(山口へのローンから復帰)になる……のか? 飯倉の契約更新のニュースがまだなので、実は他に狙っている実力者がいるのかも。いや、きっといる。いるにちがいない。