●15日、東京国際フォーラムでラ・フォル・ジュルネTOKYO 2024の記者会見が開催された。昨年、4年ぶりに復活を果たしたラ・フォル・ジュルネだが、今回は昨年よりも本来の形に近づいた開催となる。具体的には地上広場キオスクステージおよびホールEのキオスクコンサートが復活する。昨年はがらんとして寂しい雰囲気があったが、これら無料コンサートの復活でフェスティバル感は戻ってきそう。もうひとつ、室内楽を中心とするG409の公演も開催されることになった。これで有料公演の会場はホールA、C、D7、G409の4か所に。有料公演は全90公演。ホールB5ではマスタークラスが開催される。
●音楽祭の主催は昨年と同様、ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2023運営委員会(三菱地所株式会社/株式会社東京国際フォーラム/株式会社KAJIMOTO)。アーティスティック・ディレクターのルネ・マルタンが来日して記者会見に登場、今年の見どころなどを語ってくれた。今回のテーマは「ORIGINS(オリジン)──すべてはここからはじまった」。音楽のオリジンに立ち返る。というと、いろんな意味に受け取ることができるわけだが、主だったところでは、諸民族の伝統に触発された国民楽派、ソナタや四重奏曲、協奏曲などといった楽曲形式の変遷、楽器の起原あたりがキーワードのようだ。すでに有料公演のタイムテーブルが公開されている。
February 16, 2024