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March 13, 2024

ここまでのマリノス、JリーグとACLで合計5試合

●さて、Jリーグは第3節が終了したところだが、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)も並行して戦うマリノスはすでに今季5試合を戦っている。ここまでを振り返って感じるのは、なにより選手層の薄さ、そしてハリー・キューウェル新監督の指導力が未知数だということ。Jリーグでは開幕戦こそ昇格組のヴェルディに勝利したが、続く福岡戦はホームで負けてしまった。現状ではとてもJ1で上位を狙えそうにない感じ。この2、3年でマリノスから抜けた選手たちを集めたら、すごい強豪チームを作れそう。
●で、一週間前、ACLで山東泰山 1-2 マリノスという試合があったのだが、これが本当にひどかった。いや、マリノスは奮闘したのだが、山東泰山の選手たちがラフプレイを連発。レッドカードが一枚も出なかったのが信じられない。それなのに試合後、山東泰山の監督は主審の判定を痛烈に非難していたのだからたまらない。「アジアの戦い」は代表もクラブチームも同じ。今晩、マリノスはホームで山東泰山と第2戦を行って決着をつけるのだが、どうなることやら。
●ところで先日書店でとてつもない本を見かけた。「ジダン研究」(陣野俊史著/カンゼン)という一冊なのだが、なんと、816ページもある鈍器本なのだ。ジダンについて、これだけ書けるのか。重量だけでまずはなにかを語っている。ひとりの天才について綴った鈍器本という意味で、「わが友、シューベルト」(堀朋平著/アルテスパブリッシング、648ページ)と並べてみたい誘惑にかられる。