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April 10, 2024

豊田スタジアムでJ1リーグ 名古屋vs福岡戦

豊田スタジアム
●7日、思い立って豊田スタジアムに日帰り遠征。J1の名古屋グランパス対アビスパ福岡を観戦。このスタジアムは2年ぶりの再訪となるが、これまでに自分が足を運んだなかでは最上級のスタジアム。球技専用の大型スタジアムはこうあるべきという姿が実現していて、首都圏のサッカーファンにとって羨望の的。前回はバックスタンド3階だったが、今回はメインスタンドの3階。急勾配で上からピッチを覗きこむような感覚がある。とても見やすい。自分はほとんどの場合、バックスタンド側に座るのだが、今回は帰りの電車がぎりぎりになりそうだったので、少しでも早く退出できるようにメインスタンド側を選んだ。アディショナルタイムを厳密にとるようになってから、サッカーの試合時間は長くなったので、その影響も大。
豊田スタジアム ゴール裏
●こちらはホームのゴール裏。もともと可動式だった屋根は、コスト削減のために固定型に変わった(1回の開閉で100万円かかった)。で、ホームのゴール裏には写真のように屋根がかかっているのだが、アウェイ側にはない。これは先日ご紹介した本、「コンサートホール×オーケストラ 理想の響きをもとめて 音響設計家・豊田泰久との対話」の話とも微妙にかかわってくるのだが、ホームのゴール裏のサポは声の「返り」がある。音が反響してピッチにもよく届く。一方、アウェイ側はまったく反響がなく、音が響かない。音響面で明確にホームアドバンテージがある。
豊田スタジアム 外観
●こちらはスタジアムの外観。試合を観戦するうえで、外側のデザインはあまり関係がないわけだが、スタジアムの横に河川敷が広がっていて、試合前にここでボールを蹴っている親子連れなどがいて、大変よい。サッカー観戦にボールを持っていくって最高じゃないだろうか。
●で、試合なのだが、ほとんど見どころのない0対0に終わってしまった。トホホ……。長谷川健太監督率いる名古屋は、ユンカー、ランゲラックを欠く布陣。3-4-2-1でトップに永井謙佑。長谷部茂利監督の福岡も3-4-2-1で、がっつりと膠着状態がほぼ90分にわたって続く展開。名古屋はリスクを抑えて、終盤で勝負をかけるというプランだったと思うのだが、後半21分に左サイドに入った山中亮輔(元マリノス)が突破口になったものの、決定機までは至らず。枠内シュートは名古屋が1、福岡が2。少々寂しい試合ではあったが、スタジアムの満足度がこれを補ってくれた。
豊田大橋
●行きと帰りに通る豊田大橋。動物の骨がモチーフなのだとか。スタジアムとともに黒川紀章の建築で、デザインに共通性がある。