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May 14, 2024

マリノス対アル・アイン@アジア・チャンピオンズリーグ決勝第1戦

●11日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第1戦が日産スタジアムで開催。DAZNで配信あり。あいにくライブ観戦はできなかったので以下、備忘録として。マリノスはピーク時から見れば大幅に選手層が薄くなってしまい、リーグ戦との選手のやりくりに苦労しながら迎えた決勝戦。リーグ戦で主力を休ませながら、現時点でベストのメンバーで決勝戦を迎える。先発だけでも書いておくと、GK:ポープ・ウィリアム-DF:松原健、畠中槙之輔、エドゥアルド、永戸勝也-MF:喜田拓也-ナム・テヒ、植中朝日-FW:ヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、エウベル。
●決勝の相手は西地区を勝ち抜いてきたUAEのアル・アイン。てっきり欧州のスターたちを爆買いしているサウジアラビア勢がやってくるかと思いきや、違ってた。アル・アインは西地区の準決勝でネイマールらスターを擁するサウジのアル・ヒラルを破る快挙を成し遂げて決勝に進出。準々決勝ではクリスティアーノ・ロナウドのいるアル・ナスルも下している。なかなか痛快な話ではある。
●前半13分に早くもマリノスは失点。左サイドのラヒミに対して、余裕で対応できるように見えたエドゥアルドがスピードでぶっちぎられるというショックな形。いったんはGKのポープがボールを弾くも、アルバルーシが蹴り込んでゴール。個の能力の差を見せつけられてしまい、下手をするとホームで大量失点する可能性が頭をよぎった。アル・アインは堅守からカウンターを繰り出すチーム。きっとポゼッション重視のサウジのスター軍団たちをこの鋭い武器で沈めてきたのだろう。失点後、マリノスは我慢強く試合を進め、後半27分にようやく植中朝日がクロスを頭で叩いて同点、後半41分には途中出場の渡辺皓太が逆転弾。最初はオフサイドの判定だったがVARで判定が覆った。逆にアル・アインのゴールがVARで取り消される場面もあったので、この試合の勝利はVARのおかげ。2対1。
●もっとも勝利といっても前半を1点リードで終えただけで、5月25日のアウェイ第2戦は相当に厳しい環境での試合になりそう。今のマリノスには1点のリードを「守り勝つ」というフィロソフィーはないはずだが、はたして。アル・アインはぜんぜん別のチームになるはず。
●ちなみにマリノスの監督はハリー・キューウェル、アル・アインの監督はエルナン・クレスポ! 選手時代の実績はともにスーパースター。指導者としてはクレスポ監督のほうがだいぶリードしているようではある。