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May 21, 2024

FC東京 対マリノス J1リーグ第15節 そして誰もいなくなりそう~センターバック編

●勝てない。本当に勝てなくなった、マリノス。リーグ戦で最後に勝ったのは4月10日のガンバ大阪戦。そこから△△△××△。このFC東京戦も前半はよかった。なかなかチームにフィットできないと思っていたナム・テヒが珍しくゴールを決めて先制。しかし後半からFC東京に押される展開になり、長友にきれいなゴールを決められて同点。その後は一進一退だったが、試合が進むにつれてプレイの質が落ちていく感は否めず。1対1のドロー。前節の新潟戦に比べればボールを保持することはできたし、パスもつながっていたのだが、最後は走り負けた感がある。選手たちの体も重そう。ACLを決勝まで勝ち上がったことと、けが人続出で、試合数に対して選手層が薄すぎる。
●現在のJリーグでの順位は13位。降格圏から勝点3しかないが、試合数が2少ない。現状13試合で勝点17なので、1試合あたりの期待勝点を1.3とすると、この2試合で勝点2.6が期待できる。実質、降格圏から5.6か……。そんなマリノスだが、今週末にアウェイのアルアインに引き分けるか勝つことができればアジア・チャンピオンになれるのだ。まあ、正直なところかなり弱気にはなっているが。ACLと並行して戦うには、Jリーグはタフすぎる。
●このFC東京戦でクラっと来たのは、前半にロングボールに競ろうとした上島拓巳と渡邊泰基のふたりのセンターバックが、味方同士で衝突して頭を打った場面。やーめーてー、ウチはそのふたりしかセンターバックがいないんだってば! ディフェンスにけが人が続出しており、ベンチにセンターバックはゼロ。ふたりともなかなか起き上がれない。結局、渡邊は脳震盪で交代、上島は頭から出血しながらも試合を続けた。そして渡邊の代わりに喜田が下がってディフェンスラインに入った。いくら補強してもセンターバックが次々と消えていくのはなんなのだ。呪詛? こんな状態でUAEに向かうことになるとは。