●東京国立近代美術館の「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」へ(~8/25)。パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館という三都市の美術館のモダンアート・コレクションから、共通性のあるテーマを持った作品でトリオを組んで構成するという企画展。3分の1は自前のコレクションでできるわけで、パリが入ってるけど大阪も入っていてけっこうドメスティックなわけだが、過剰に混雑しないのはありがたし。来場者の半分以上は非アジア系。ワタシは東京でこの美術館がいちばん好きなんだけど、観光客が楽しめるタイプのミュージアムではないような気も。
●上の3枚は「都市の遊歩道」というテーマに添ったもの。上から、松本竣介「並木道」、ユトリロ「モンマルトルの通り」、佐伯祐三「レストラン(オテル・デュ・マルシェ)」が並ぶ。それぞれ東京、パリ、大阪のコレクション。
●これは大阪中之島美術館のコレクションで菅野聖子の「フーリエ変換(プロコフィエフ 束の間の幻影)」。フーリエ変換やプロコフィエフの「束の間の幻影」がどう作品と関連しているのかはよくわからないのだが、レトロモダンなカッコよさ。プロコフィエフよりも、むしろ連想するのはBISレーベルのシュニトケのジャケ。