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June 7, 2024

ミャンマーvsニッポン@ワールドカップ2026 アジア2次予選

ミャンマー●北朝鮮の不戦敗もあり、早々にワールドカップ最終予選進出を決めたニッポン。今回はアウェイのミャンマー戦。ミャンマーはこのグループでは最下位に沈んでいるが、アウェイでの対戦は未知数。森保監督はこの試合で戦術的なオプションとして攻撃的な3バックに挑戦。新しい選手、久々の選手も使った。今までの連戦パターンを考えると、たぶん11日のホームでのシリア戦がAチーム、こちらがBチーム相当なのかも。消化試合だけど日テレが中継してくれた。ありがたし。
●布陣は3-4-2-1というか、3-4-3というか。メンバーはGK:前川黛也、DF:橋岡大樹、谷口彰悟、伊藤洋輝-守田英正、旗手怜央(→川村拓夢)-鎌田大地(→前田大然)、堂安律(→鈴木唯人)-菅原由勢(→相馬勇紀)、中村敬斗-FW:小川航基。3バックにして、左右のウィングバックが左に中村、右に菅原という形で、かなり左のポジションがワイドで高め。というか、菅原が下がったらいつもの4バックとまったく変わらない。実際、前半はかなり攻撃が左サイドに偏る形に。
●ミャンマーは5バックで守りを厚くし、カウンターを狙う形だが、ほとんどカウンターも発動せず。ニッポンが攻め続けて、前半に中村、堂安、後半に小川、小川、中村とゴールを奪った。ミャンマー 0対5 ニッポン。こうして見ると小川が大活躍だが、前半はほとんどゲームに加われず、後半に相馬の完璧なクロスボールに頭で合わせてから、ようやく機能し始めた感。正直、フィットしてない。圧巻は中村敬斗で、左サイドが無双状態。恐るべきシュート精度。
●鎌田大地は所属チームのラツィオ(もう去ることになったが)で覚醒し、好調の様子。守田は相変わらず頼りになる。キーパー前川はようやく代表初先発。途中から入った選手では前田大然のスピードとバイタリティが驚異的。相馬勇紀は久々だが、ポルトガルの所属チームでは活躍しているらしい。今回は右のウィングバックで、以前にサイドバックでも使われたように、森保監督はユーティリティプレーヤーとみなして起用している。
●この日のミャンマーは蒸し暑かったみたい。前半35分くらいで、すでに体力を温存するようなボール回しが目立ってきて、ニッポンよりも先にミャンマーのほうが足が重くなっていた。後半のミャンマーはもういっぱいいっぱいだったのでは。プレスをかけられないので、ニッポンはずっと余裕を持ってボールを持っていられた。引いた相手を崩すというよりは、高温多湿のゲームのテストになっていたかも。