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June 28, 2024

東京都現代美術館 サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」

東京都現代美術館でTokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展、サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」(~7月7日)を見る。これは中堅アーティストを対象とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」の受賞記念展で、今回の受賞者はサエボーグと津田道子の二組。なんと、入場無料だ(が、行けばついでに有料展示も見たくなるとは思うが)。
東京都現代美術館 サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」

東京都現代美術館 サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」

東京都現代美術館 サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」 ハエ

東京都現代美術館 サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」 犬

東京都現代美術館 サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」 犬

●インパクトのあるのはサエボーグの「I WAS MADE FOR LOVING YOU」。入ってみるとファンシーなようでいてはなはだ禍々しい空間が広がっていて、巨大ウンコに巨大ハエがたかっていたりするのだが、奥の空間に丸いステージのようなものが設置されている。ちょうど入ったときは休憩時間だったのでステージしかなかったのだが、しばらくしてからもう一度行くと、そこに犬がいた。犬のラテックス製ボディスーツを着用して、そこで犬らしきふるまいをする。この犬の表情がどうにも悲しげで、しかも微妙に怖い。なにをするかわからんなと思い遠巻きで見ていたのだが、外国人観光客らしき女性が犬をよしよしと撫でだした。ラテックス犬はずっと犬としてふるまっている。うーむ、撫でたいけど、勇気が出ない。ここは客層的に大丈夫だと思うけど、ヘンなお客が無茶をしないかとハラハラする自分。
●もうひとつの津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」もおもしろかった。家庭内の同じ場面を撮った映像を、役者を入れ替えて多数のバリエーションで再現した作品が秀逸。
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●EURO2024は決勝トーナメント進出の16チームが出そろった。F組の第3戦、すでに1位勝ち抜けが決まっているポルトガルは、なんと、39歳のクリスチャーノ・ロナウド以外、フィールドプレーヤー全員を変更するターンオーバー。そこで39歳のクリスチャーノだけを出し続ける意図はなんなんだろうか。試合はジョージア相手に完敗。ジョージアは3位通過を決めてお祭り騒ぎ。番狂わせといえるのはB組のクロアチアの敗退くらいか。ここからが本番だ。