●演奏会や記者会見が立て込んでいるが、遡って2日の昼はトッパンホールのランチタイムコンサートへ。サマースペシャルと銘打ち、ヴァイオリンの小川恭子、大塚百合菜、ヴィオラの石原悠企、チェロの築地杏里(元クァルテット・インテグラ)、ピアノの北村明日人といった期待の若手たちが集う。12時15分開演の公演で、休憩なしの短いプログラム。ブラームスのピアノのための6つの小品op118とシューマンのピアノ五重奏曲。どちらも奇跡の名曲。ブラームス晩年の118は作曲者の孤独や諦念と深く結びついた作品、ではあるのだが、若い奏者が弾くとぜんぜん違った聞こえ方になることを知る。一方、シューマンには輝かしい高揚感があふれている。成熟度はともかくとして、個々の奏者の力量が高く、新鮮。
●トッパンホールに行くにはいろいろなルートがある。公式サイトの案内では飯田橋駅、江戸川駅、後楽園駅からそれぞれ徒歩で13分、8分、10分。自分がいつも使うのは神楽坂駅からの坂道徒歩ルート。しかし、この猛暑の真っ昼間に歩くのはどうかと思い、都営バスを使えばいいではないかと思いつく。が、思いついただけで、結局いつものように神楽坂から歩いてしまった。歩いてみれば、そこまで酷い暑さではなかった。
●遠からず気温が40度を超えるようになった際は、空調服を着て出歩くようになるのかも。
August 7, 2024