●最近は外出時に必ずカバンにモバイルバッテリーをしのばせるようになった。スマホのアプリがやたらと電池を消費するようになったからでもあるし、各種チケット類が電子化されてスマホの電池切れのダメージが以前よりずっと大きくなったせいでもある。が、モバイルバッテリーというものは長持ちするものではない。その性質上、ほぼ常にフル充電の状態にあるので劣化しやすいのと、あまり古くなると安全面で心配になる。何種類かサイズや容量の違うものを併用しているが、いちばん古いものを破棄し、新たにひとつ導入することにした。
●信頼性が必要なので対象となるメーカーは限られる。今、いちばん評判がよいのは、おそらくこれ。Anker Power Bank (10000mAh/22.5W) 。コンパクトサイズで、小さくて薄い、そして付属ケーブルがストラップとして一体化している。別にストラップがほしいわけではなく、ケーブルがかさばらないのが利点。容量も十分、重さは約200g。これで決まりかなと最初は思った。
●でも、実は10000mAhのモバイルバッテリーは比較的新しい商品をすでに持っているので、もっと容量が少なくてもいいので、さらに軽いものはないかと考えた。最近、スマホの電池が大容量化しているので、10000mAhよりも下の商品ラインナップはあまり充実していない。悩んだ末に購入したのが、エレコムの少し前の機種で、DE-C37-5000WHという5000mAh/12Wのモバイルバッテリー。これは本当にコンパクトで、重量はわずか110g。容量が小さいがふだん使いであれば足りる。長時間の外出時のみ10000mAhを持ち歩き、日常的にはこちらの5000mAhを使う。この重量ならカバンに入れていることを忘れてしまう。満足だ。
●……と言いながら自分に突っ込んでおくと、カバンに入っているモバイルバッテリーの重量が200gだろうが110gだろうが、それは意味のある違いなのか。その90gの差をお前は知覚できるのかと自らに問いたい。
August 8, 2024