●セイジ・オザワ松本フェスティバルの翌日は、松本駅からバスで美ヶ原高原へ。せっかく松本に来たのだからハイキングもくっつけたいと毎回いろいろ画策しているのだが、美ヶ原高原には2年前も行った。が、諸事情により滞在時間が異様に短かったので、今回は時間をとって再チャレンジ。松本駅から直行バスで一気に標高2000メートルの美ヶ原自然保護センターへ。美ヶ原高原ハイキングマップを頼りに歩く。四方八方遮るもののない絶景が広がる。空が近いというか、雲が低いというか。別世界だ。そして涼しい。
●牧場はとにかく広い。ずーっと先までこんな調子で続く。牛もたくさんいる。
●あ、牛さんだ。牛さん、こんにちは。
●歩いていると、牛に次ぐ牛で、牛の写真を撮りまくることになる。牛写真集でも出すのかっていう勢いで牛を撮る。
●みんな気持ちよさそうだ。牛は安らかに草を食み(それは羊だ)。
●バスで往復するので起点と終点は同じ美ヶ原自然保護センター。復路は往路と同じ道を帰る。復路をのんびり1時間以上歩いた後、王ヶ頭あたりから撮ったのが上の写真。右のほうに山のなかで少しグレーになっているところが見えるが、あれがバス停のある駐車場だ。えっ、まだそんなに歩くの?と思うじゃないすか。
●でも歩いてみると、あっさり着く。これはハイキングあるある。ヒトの歩行能力を舐めてはいけない。
●こういうハイキングはなるべく簡単で、かつ体力的にも無理のないコースであることが絶対条件。今回は美ヶ原自然保護センターから王ヶ鼻に向かい、そこから王ヶ頭を経て、美ヶ原牧場を進み、山本小屋ふる里館まで行って、そこからUターンした。ふる里館から牛伏山に行くかどうか迷ったが、そこは自重。さらに先まで行くと美ヶ原高原美術館があるのだが、そこまで行くと、おそらく時間的に帰りのバスに間に合わない。現状ではバスで美ヶ原高原美術館に行くのは困難(行くだけなら行けるけど、行っただけになって鑑賞する時間と体力がない)。
●以下、注意事項。簡単な散策コースだが、王ヶ鼻近辺だけは足元に注意しながら慎重に。それと美ヶ原自然保護センターと王ヶ頭を結ぶ小道があるが、ここは歩きづらくて神経を使うので、使わなくてもいいかも。前回はここを往復したし、今回も復路に使ったのだが少し後悔。遠回りだが王ヶ鼻に向かう道を使って降りたほうが快適だったはず。
●それとバスは一日に二便しかない。ふつうにハイキングをするなら、行きは8:15松本駅出発(9:35着)、帰りは16:00美ヶ原自然保護センター出発の一択。現地滞在時間は6時間25分になる。体力的にそんなに長時間行動できないし、うっかり帰りのバスを逃すと下山する手段がなくなってしまうので(タクシーを呼ぶ?)、考え方としては帰りのバスの1時間以上前に美ヶ原自然保護センターに到着して、売店でアイスを食べながら休憩する作戦。とくにこの日は日中に地上の気温がぐんぐん上昇する予報だったこともあり、遅くなると雷が心配だったので、早めに切り上げるのが吉かなと。
●なお、バスは今年から予約制に変わったが、予約は直前でも取れそうな雰囲気。バスが埋まったらタクシーも使うみたいな臨機応変な仕組みになっているっぽい感じで、復路はバス、バス、タクシーの3台体制になっていた。まあ、「バスの定員が埋まったので下山できません」なんて言われたら途方に暮れてしまうわけで、そうはならないようになっている、と信じたい。
August 21, 2024