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August 22, 2024

読響サマーフェスティバル2024「三大協奏曲」

読響サマーフェスティバル2024「三大協奏曲」●21日は東京芸術劇場で読響サマーフェスティバル2024「三大協奏曲」。夏の恒例企画で、すぐれた若手奏者3人を一度に聴ける貴重な機会。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(中野りな)、ドヴォルザークのチェロ協奏曲(佐藤桂菜)、休憩をはさんで、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番(進藤実優)。指揮は大井剛史。客席は盛況。協奏曲が3曲もあるので、18時30分開演と早めの設定になっているのが超絶ありがたし(帰宅が遅くなるのが嫌な気持ちが、だんだんわかるようになってきた)。
●ヴァイオリンの中野りな、チェロの佐藤桂菜、ピアノの進藤実優、それぞれ若くてひたすら眩しい才能たちがそろった。圧巻は中野りな。以前にも聴いたことがある奏者だが、完成度の高さは随一。きっと洗練された端正な演奏になるのかなと思っていたら、予想以上に白熱するメンデルスゾーンで、音楽に生気がみなぎっていた。楽器もよく鳴り、輝かしい。オーケストラとの共演という点でも経験値を感じる。進藤実優のチャイコフスキーは作品への想いがつまった熱演。筆圧の強い音楽。第2楽章に新味を感じる。
●大井剛史指揮読響はソリストを引きたてつつも、鳴らすべきところは雄大に鳴らし、起伏に富んだ表現。ソリスト中心の企画ながら、オーケストラを聴く醍醐味をしっかり堪能させてくれたのはさすが。
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●昨日書き忘れたけど、8月21日は当サイトの誕生日。1995年に始まったので、29周年を迎えた。