●25日、松本まで往復して正味1時間の「ジャンニ・スキッキ」だけではもったいないので、すぐそばの松本市美術館へ。なんと、7年ぶり。企画展とコレクション展があり、現在の企画展は「北欧の神秘 ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」。これは同じ展示を東京のSOMPO美術館ですでに見ているので、コレクション展をじっくりと見ることに。
●コレクション展の目玉は特集展示「草間彌生 魂のおきどころ」。美術館の正面から郷土出身のアーティストである草間彌生の巨大彫刻「幻の華」が出迎えてくれているのだが、中にも立派なコレクションがある。写真は「大いなる巨大な南瓜」(2017)。もっと近年の作品もあり、作者が現在95歳だと知って驚く。カラフルな色づかいが強烈で、心がざわざわする。50年代、60年代の絵画もよい。一方、インスタレーションは技術的な仕掛けの部分に時の流れを感じる。草間彌生以外の地元ゆかりの作家たちによるコレクションも予想以上に見ごたえがあって充実。
●「大いなる巨大な南瓜」を反対側からもう一枚。まあ、反対側から見てもそう変わらないわけである、カボチャだし。ヘタの部分の向きが違うなって思うけど。
●小澤征爾を追悼する無料展示もあって、賑わっていた。