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September 6, 2024

ニッポンvs中国@ワールドカップ2026 アジア最終予選

ニッポン!●いよいよ、W杯アジア最終予選がスタート。初戦は埼玉スタジアムでニッポン対中国。ニッポンは過去2大会とも最終予選の初戦で敗れており、意外と苦戦しているのだが、この中国戦、試合が始まってみると圧倒的なニッポンのペース。ホームゲームであり、個のクオリティの高さを考えてもニッポンがゲームを支配するとは思ったが、まさかここまで一方的な内容になるとは。前半12分にデザインされたセットプレイからフリーになった遠藤が頭でゴールして先制、その後、相手キーパーのファインセーブもあり追加点がなかなかとれなかったが、47分に右サイドからの堂安の完璧なクロスにファーサイドの三笘が頭で合わせて2点目。後半は南野、南野、復帰した伊東純也、前田大然、久保のゴールラッシュ。終わってみればニッポン 7対0 中国。シュート19本に対して相手は1本、73%のボール支配率だった。
●森保監督が敷いた布陣は3-4-3というか、3-2-4-1というか、以前も試した超攻撃的な布陣で、町田、谷口、板倉が並ぶ3バックに対して、左右のウイングバックが三笘と堂安。ここにサイドバックではなくウィンガー、アタッカー調の選手を置いている。中盤は守田と遠藤の2枚で、その前に南野と久保、トップに上田。実質的に5人のアタッカーがいる。つまり、三笘、南野、久保、堂安、上田。この布陣で相手に攻められたらどうなるのか、気になるところだが、ほぼ攻められなかった。キーパーは鈴木彩艶だが、セーブ機会はゼロだったのでは。サイドバックに居場所のない布陣でもある。
●中国を率いるのはイヴァンコヴィッチ監督。オマーン代表やイラン代表を率いてニッポンに勝っている。どういう戦い方をするのかと思ったが、ほとんど前線からプレスをかけてこなかったため、ニッポンは後ろから余裕を持ってボールを運べた。逆にこちらのプレスはよく効く。いちばん困るのはラフプレイだが、その点、VARがあるのは救い。まあ、アウェイではそれすら頼りにならなかったりもするが……。
●GK:鈴木彩艶-DF:板倉(→高井幸大)、谷口、町田-MF:遠藤(→田中碧)、守田-堂安(→伊東)、三笘(→前田大然)-久保、南野-FW:上田(→小川航基)。20歳の高井幸大が代表デビュー。192cmの大型ディフェンダー。