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September 26, 2024

東京国立近代美術館 所蔵作品展 MOMATコレクション 芥川(間所)紗織 生誕100年

芥川(間所)紗織 女(B)
東京国立近代美術館の所蔵作品展MOMATコレクションの一角に、生誕100年を記念して芥川(間所)紗織の作品がいくつか集められていた。今年は各地の美術館で足並みをそろえて芥川作品が展示されているようで、横須賀美術館、高松市美術館、東京都現代美術館など、全国10館でそれぞれの収蔵作品を展示してきた模様。芥川(間所)紗織は東京音楽学校(現在の東京芸大)本科声楽部を卒業後、作曲家の芥川也寸志と結婚。結婚後、家では歌をうたえないと声楽の道をあきらめて、絵画に転向したという異色の経歴の持ち主。間所は再婚後の姓。
●上は「女(B)」(1955)。ポップでユーモラスなんだけど、うっすら怖い。

芥川(間所)紗織 神話 神々の誕生
●こちらは「神話 神々の誕生」(1956)。中ボスクラスのドラゴンに勇者が伝説の剣で会心の一撃をヒットさせたみたいなRPG感。

芥川(間所)紗織 スフィンクス
●「スフィンクス」(1964)。渡米して作風を一変させた後の抽象画。この作品の翌年、41歳で妊娠中毒症により早世している。
●東京国立近代美術館、10月1日から企画展「ハニワと土偶の近代」がスタートして、もちろんそちらも魅力的なんだけど、空いているのは所蔵作品展しかやってない今。快適度が高い。