●さて、Jリーグがシーズンオフ、代表の試合もないのですっかりサッカーの話題がなくなってしまったが、このあたりでマリノスの状況を整理しておこう。昨シーズン、マリノスはひとつのサイクルが完全に終わった。アンジェ・ポステコグルー以来のオーストラリア・コネクションによる超絶アタッキングフットボールは終焉を迎えた。今シーズンからは新たにスティーブ・ホーランドが監督に就任。テクニカルダイレクターには西野努が招聘された。チームが一新され、大勢の選手が出て行った。でも、待って。代わりの選手が獲れてないんすけど!
●実績のある選手に限って言うと、チームを去ったのは水沼宏太(→豪州へ)、小池裕太(→神戸)、エドゥアルド(→長崎)、加藤聖(→岡山)、榊原彗悟(→大分)、畠中槙之輔(→セ大阪)、西村拓真(→町田)、吉尾海夏(→山形)、白坂楓馬(→愛媛)、實藤友紀(→仙台)、小池龍太(→鹿島)、村上悠緋(→愛媛)、上島拓巳(→福岡)。「解散ですか?」っていうくらいに選手が去った。去った選手だけでチームを組める。下のチームに行くならともかく、神戸とか鹿島とか町田とか、優勝を狙うチームに持っていかれるのが癪に障る。ガッテム!
●でもまあ、テクニカルダイレクターが来てくれたから、新しい選手、たくさん獲るんでしょ。そう思うじゃないっすか。で、来てくれた新たな選手は、ユースや大卒の新人を別とすると、トーマス・デン(←新潟)、ジェイソン・キニョーネス(←アギラス・ドラダス)、木村卓斗(←甲府)、鈴木冬一(←京都)、松田詠太郎(新潟から復帰)、遠野大弥(←川崎)、朴一圭(←鳥栖)。うーむ。いい選手たちだし朴の帰還とかうれしいけど、でも7人しかいない。13人出て行って、7人。昨シーズン、ずっと選手が足りないって言ってきたのに、さらに減っている。ACLもあるのに無理でしょ、これは。でもきっと交渉中の大物選手があと何人かいるにちがいない。そう期待して発表を待ち続けてきたが、音沙汰ないまま来週に開幕が迫ってきた。まさかこのまま開幕してしまうのか? まだ1試合も戦わないうちから今季のマリノスはスリリング!
●上の写真はXのGrok2が作成したAI画像。実在の人物ではないし、ジャージの胸の文字も架空文字。なんだか「いいヤツばかりの仲間たち」って感じで信用金庫のCMとかに出てきそう。友達100人できるかなっ!みたいな。Grok2はリアルな画像が異様に得意。でも作風を指定したイラストは不得手な印象だ。
February 6, 2025