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February 18, 2025

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025 記者会見

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 記者会見 ルネ・マルタン
●13日、東京国際フォーラムでラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025の記者会見が開催された。今年も5月3日から5日にかけての3日間、東京国際フォーラムをはじめ大手町・丸の内エリア他で多数の公演が開かれる。有料公演は全90公演。昨年同様、ホールA、C、D7、G409が有料公演の会場となる。無料公演も多数。地上広場のキオスクステージや地下のホールEも健在。
●会見にはおなじみ、ルネ・マルタン氏らが登壇。今年のテーマは「Mémoires(メモワール) ――音楽の時空旅行」。音楽史上重要な都市に着目して、ヴェネツィア、ウィーン、ロンドン、パリ、ニューヨークにスポットを当てる。たとえばヴェネツィアなら1600年から1750年のバロック期に焦点を当てて、ヴィヴァルディやガブリエリ、モンテヴェルディらの音楽をとりあげる。ロンドンは1700年~1800年のヘンデルやJ.C.バッハ、ハイドンらの時代、ウィーンは1750年から1900年、パリは1870年~1940年、ニューヨークは1920年~2020年といった具合。これらに準じてサンクトペテルブルク、ライプツィヒ、プラハ、ブダペストをテーマとした公演も。対象となる都市と時代が幅広いので、3日間のプログラムを眺めると、結果的になんでもありの名曲集になっているような気がしなくもないのだが、そこは聴く人が自分なりのテーマで公演を選べばいいのかな。
●アーティスト陣で気になったのは、ピアノのアリエル・ベック、ドミトリー・マスレエフ、フランソワ=フレデリック・ギィあたりか。常連勢ではヌーブルジェ、レミ・ジュニエ、カドゥシュ、ヴァイオリンのオリヴィエ・シャルリエ、チェロのクニャーゼフらが来日。珍しいところではヤン・ヤン指揮杭州フィル。国内のオーケストラからはセントラル愛知交響楽団、神奈川フィル、群響、横浜シンフォニエッタ、東京シティ・フィル、東京フィルが登場。
ルネ・マルタン