●これ、ソーシャル・ネットワークの興隆以来、紹介される回数がぐぐっと増えているのではないかと思う。アメリカの社会学者スタンレー・ミルグラムの実験をもとにした、知人の知人のそのまた知人の……と6人を介すると世界中のだれとでもつながるっていう法則が「六次の隔たり」。友達の友達は友達だってヤツなんだけど、「友達」といっちゃうと「オレ、友達いないから」とかいって連鎖の輪をプツリと切っちゃう人がいるから、「知人」としておく。もともとミルグラムの定義では「知人というのはファーストネームで呼び合う関係」とされているが、これは日本語には適用できない。だから緩やかに「知人」。
●じゃ、試してみようか。ワールドカップも近づいてることだし、ワタシとブラジル代表のロナウドは間に何人を介すればたどりつくんだろ?
●ワタシの会社員時代の上司の息子さんがサッカー少年で、マリノスのGK榎本達也と仲がいいと聞いている。榎本達也は中村俊輔とチームメイトだったはず。中村俊輔はロナウドと打ち解けているとは思えないが、ナカタならロナウドと交流がある。だからこうなる。
ワタシ→昔の上司→その息子さん→榎本達也→中村俊輔→ナカタ→ロナウド
おおっ、ミルグラムのいうように6人でロナウドとつながった。中村俊輔以降の展開をちょこっと変えればおおむねサッカー界のスーパースターにはつながってくれそうだ。っていうか、それ以前に中村俊輔にわずか4人でつながってるところに感心すべきなのか(笑)。
●みなさんは、ロナウドまで何人でつながるだろうか。ワタシと知人であれば、必然的に最大7人でロナウドにつながることになる。おまけに中村俊輔に5人でつながる(おまけかよっ!)。